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恒星の大きさ

シリウスBは1個の恒星なのに地球より少し小さく、ベテルギウスの直径は太陽の約700倍もあります。

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恒星と2つの惑星を実際の大きさの比で並べています。左ほど小さくなっています。メニューから恒星を選ぶと、その星まで移動できます。「ズーム」のスライダーでも移動できます。「惑星の軌道」をオンにすると、水星から木星までの軌道をベテルギウスの周りに表示します。

地球ほどの大きさから、惑星の軌道ほどの大きさまで

モデルのいちばん左から始めましょう。淡い青色の球がシリウスBです。地球の空で最も明るい恒星の伴星です。ESAによると直径は12,000 kmで、地球の12,742 kmより少し小さいのに、太陽の98%もの質量があります。燃料を使い果たした恒星の中心部が残った、白色矮星です。隣の地球は少し大きく見えます。その次に木星、そして赤色矮星のプロキシマ・ケンタウリが並びます。プロキシマの直径は太陽の約7分の1、木星の約1.5倍です。

さらに進むと太陽が現れ、次に4.37光年先にある太陽に似た恒星、ケンタウルス座アルファ星Aが続きます。その次はシリウスAで、ESAによると直径は240万km、太陽の約1.7倍です。ベガはさらに少し大きな星です。ここまではすべて、中心で水素の核融合を続ける主系列星です。主系列星では、質量が増えても大きさの増え方は緩やかです。大きさが急に跳ね上がるのは、主系列を離れた星です。アルクトゥルスの直径は太陽の約25倍、アルデバランは約45倍、青色超巨星のリゲルは約79倍です。

10^-210^-1110^110^210^3Sirius BEarthJupiterProxima CentauriSunSirius AArcturusRigelBetelgeuse
太陽に対する半径の比を対数目盛りで示しています。目盛りが1つ進むごとに10倍です。普通の目盛りなら、ベテルギウスの棒はシリウスBの84,000倍の長さになります。

太陽の位置にベテルギウスを置くと

赤色超巨星のアンタレスとベテルギウスは、いちばん右にあります。NASAのマーシャル宇宙飛行センターのチームは、ベテルギウスの半径を太陽の約724倍と推定しています。724 × 695,700 kmを計算すると約5億400万km、つまり3.37天文単位です。1 AUは地球と太陽の距離で、1億4960万km、太陽半径の215倍に相当します。モデルで「惑星の軌道」をオンにしましょう。ベテルギウスは水星、金星、地球、さらに1.52 AUにある火星の軌道をのみ込み、表面は主小惑星帯より外まで達します。ただし、5.2 AUにある木星の軌道は外側に残ります。

NASAの一部のページには、ベテルギウスは「木星の軌道を越えて広がる」と書かれています。そのためには、太陽の約1120倍の半径が必要です。古い測定にはその程度の値があり、今でも一部に見られます。測定が難しい点が2つあるためです。1つは距離で、NASAのページには約548光年と約700光年という値があります。大きさは空での見かけの幅に距離を掛けて求めるため、距離が30%変われば半径も30%変わります。もう1つは境界です。超巨星の外層は徐々に薄くなり、観測する波長によって見え方が変わります。超巨星の大きさを示す値は、誤差の幅が大きい推定値として扱いましょう。

背景2019年末、ベテルギウスが大きく暗くなり、まもなく爆発するのではないかと話題になりました。NASAによると、数か月で約60%暗くなりました。現在「大減光」と呼ばれる現象です。ハッブル宇宙望遠鏡の観測で、原因がわかりました。星の表面の巨大な一部が放出され、その物質が冷えて塵の雲となり、星の光の一部を遮ったのです。放出された質量は、典型的な太陽のコロナ質量放出の4000億倍でした。2020年4月までには通常の明るさに戻りました。NASAは、ベテルギウスはいずれ爆発するものの、おそらくあと約10万年は起こらないと考えています。

直径・体積・密度

体積は半径の3乗に比例します。直径が太陽の724倍の恒星は、体積が724³、約3億8000万倍です。一方、NASAによるとベテルギウスの質量は太陽の約15倍しかなく、平均密度は非常に小さくなります。太陽15個分の質量をその体積に広げると、1立方メートルあたり約0.00006 kgとなり、身の回りの空気の約2万分の1の密度です。白色矮星は正反対です。シリウスBは地球ほどの球に太陽に近い質量を詰め込み、平均密度は1立方メートルあたり約20億kgです。NASAは、白色矮星の物質は小さじ1杯でもピックアップトラックより重い、と説明しています。

シリウスBの直径(ESA)12,000 km。地球より少し小さい大きさです
プロキシマ・ケンタウリの直径太陽の約1/7、木星の約1.5倍
シリウスAの直径(ESA)240万km。太陽の約1.7倍です
ベテルギウスの半径(NASAマーシャル)太陽の約724倍。約3.4 AUです
太陽半径を単位とした1 AU約215
  1. 地球と白色矮星のシリウスBでは、どちらの直径が大きいですか?
    • 地球のほうが少し大きいです
    • シリウスBのほうが100倍大きいです
    • まったく同じです
    • シリウスBのほうが10倍大きいです
  2. シリウスAの直径は240万km、太陽は139万kmです。シリウスAの直径は太陽の何倍ですか?(小数第1位まで)
  3. ベテルギウスの半径は太陽の約724倍で、1 AUは太陽半径の215倍です。ベテルギウスの半径は何AUですか?(小数第1位まで)
  4. 太陽の位置に半径3.4 AUのベテルギウスを置いた場合、どの軌道には届きませんか?
    • 木星(5.2 AU)
    • 火星(1.52 AU)
    • 地球(1 AU)
    • 金星(0.72 AU)
  5. ある恒星の直径は太陽の10倍です。体積は太陽の何倍ですか?
  6. 超巨星の大きさに数十パーセントもの不確かさがあるのはなぜですか?
    • 距離を測るのが難しく、外層が徐々に薄くなっているからです
    • 毎晩、大きさが100倍に変わるからです
    • 望遠鏡では赤い光が見えないからです
    • 太陽の後ろに隠れているからです
  7. ハッブルの研究によると、2019年から2020年にかけて起きたベテルギウスの大減光の原因は何ですか?
    • 放出された表面の物質が冷えて塵になったこと
    • 手前を惑星が通過したこと
    • 超新星として爆発したこと
    • 月に隠されたこと
  8. プロキシマ・ケンタウリの直径は、木星の約何倍ですか?
    • 約1.5倍
    • 約100倍
    • 約半分
    • まったく同じ
  9. 白色矮星の説明として正しいものはどれですか?
    • 大きさは地球ほどで、質量は太陽に近い星
    • 木星の軌道より大きな星
    • 恒星になれなかったガス惑星
    • まだ形成中の若い恒星
  10. ベテルギウスが想定より30%遠かった場合、計算される半径は何%大きくなりますか?
ポイント
  • シリウスBのような白色矮星は、地球ほどの大きさです。
  • 主系列星の直径は、太陽の約1/7のプロキシマから、太陽の数倍のシリウスAやベガまでさまざまです。
  • 巨星の直径は太陽の数十倍、赤色超巨星は数百倍にもなります。
  • ベテルギウスの半径を太陽の約724倍とすると約3.4 AUです。火星の軌道は越えますが、木星には届きません。
  • 超巨星の大きさは、不確かさのある距離の値に左右されます。
このコースの出典 (14)
  • NASA Sun Fact Sheet (nssdc.gsfc.nasa.gov/planetary/factsheet/sunfact.html)
  • NASA Sun facts (science.nasa.gov/sun/facts)
  • NASA Stars (science.nasa.gov/universe/stars)
  • NASA Star types (science.nasa.gov/universe/stars/types)
  • NASA What is Betelgeuse (science.nasa.gov/universe/what-is-betelgeuse-inside-the-strange-volatile-star)
  • NASA Hubble Betelgeuse dimming (science.nasa.gov/missions/hubble/hubble-finds-that-betelgeuses-mysterious-dimming-is-due-to-a-traumatic-outburst)
  • NASA Marshall Watch the Skies Betelgeuse (nasa.gov/blogs/watch-the-skies/2024/09/06)
  • ESA/Hubble Sirius B (esahubble.org/news/heic0516)
  • NASA Hubble Sirius asset (science.nasa.gov/asset/hubble/the-dog-star-sirius-and-its-tiny-companion)
  • NASA SVS Alpha Centauri (svs.gsfc.nasa.gov/20377)
  • ESA Gaia HR diagram (sci.esa.int/web/gaia/-/60198-gaia-hertzsprung-russell-diagram)
  • NASA Imagine the Universe Life Cycles of Stars (imagine.gsfc.nasa.gov/educators/lifecycles/LC_main3.html)
  • NASA Chandra HR diagram (chandra.harvard.edu/edu/formal/variable_stars/bg_info.html)
  • NASA Space Math spectral classes (spacemath.gsfc.nasa.gov stars 5Page43).

確認日: 2026-10-17