色はどう見えるか
網膜には、3種類の錐体が約600万個あります。これまでに見た色はすべて、この3種類の反応の強さの組み合わせから生まれます。
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色は光から始まる
赤いリンゴは赤を含んでいません。当たる太陽光は、400ナノメートル前後の紫から700ナノメートル近くの深い赤まで、あらゆる可視光の波長を運んでいます。リンゴの皮は、短い波長と中くらいの波長のほとんどを吸収し、長い波長を送り返します。その長い波長が目に届き、脳がその結果を赤と名づけます。光を変えると色も変わります。純粋な青いランプの下では、同じリンゴはほとんど黒く見えます。送り返す長い波長の光がないからです。
W3CのCSS Color仕様は、これを慎重に述べています。物体の色は、各波長でどれだけの光を反射するかと、当たる光に左右されます。画面のように光を放つものの色は、各波長でどれだけの光を放つかに左右されます。異なるスペクトルをもつ2つの物体が、まったく同じに見えることもあり、そのとき私たちは、それらが同じ色だと言います。
3種類の錐体
OpenStax College Physicsは、人間の網膜に約600万個の錐体があるとしています。3つのタイプがあり、それぞれが違う範囲の波長に最も敏感です。1つは波長の長い(赤みがかった)光、1つは中程度の波長の(緑がかった)光、1つは波長の短い(青みがかった)光です。1個の錐体だけでは、見ているものの色はわかりません。捉えた光子の数を報告するだけです。色は、脳が3種類の反応を比較したときに現れます。
そのため、黄色の光と、赤と緑の光の混合が、同じに見えることがあります。純粋な黄色の光は、長波長と中波長に敏感な錐体をほぼ同じように興奮させます。同じ場所に赤い光と緑の光を当てても同じです。錐体は同じ信号を送り、脳は同じ黄色を見ます。OpenStaxは、3原色の組は唯一ではなく、ほかの組でも成り立つと指摘しています。赤、緑、青が画面に向いた組なのは、それぞれが主に1種類の錐体を刺激するからにすぎません。
画面はこれをどう使うか
スマートフォンの画面を拡大鏡で見ると、小さな赤、緑、青の要素が見えます。画面は黄色の光をつくりません。赤と緑の要素を隣り合わせに点灯させると、小さすぎて別々に見えず、長波長と中波長に敏感な錐体が、黄色に対する反応と同じように反応します。3つとも上げると白が見え、すべて切ると黒、というより画面の暗いガラスが見えます。上のモデルでは、3つの光がすべて重なる中心は白で、2つの組み合わせは、どちらの光単独よりも明るい色になります。これが光を混ぜる規則です。光を足すと、結果は必ず明るくなります。
錐体が報告するものを記述するには3つの数で足りるので、画面上の色を記述するにも3つの数で足ります。このコースの残りは、その3つの数についてです。回して見られる立体にどう並べるか、合う色をどう選ぶか、色が背景に対して読めるかをどう確かめるかを扱います。
- 1660年代: ニュートンがプリズムで太陽光を分ける。
- 1704: 『Opticks』が出版され、七つに分けた色相環が載る。
- 1722年ごろ: ル・ブロンが『Coloritto』で三色印刷を説明する。
- 1861: マクスウェルが、3枚のフィルター画像からつくったカラー写真を示す。
- 2018: WCAG 2.1がW3C勧告になる。
- 物体は特定の波長の光を反射し、画面は光を放つ。どちらの場合も、光がスペクトルとして目に届く。
- 網膜には、3種類の錐体が約600万個ある。
- 異なるスペクトルでも、錐体を同じように興奮させれば、同じに見えることがある。
- 画面は赤、緑、青の光を混ぜる。3つとも最大の強さで白に見える。
- 赤いリンゴは、日光の下でなぜ赤く見えますか。
- おもに長い波長を反射するから
- 赤い光を出すから
- 赤い光を吸収するから
- 太陽光が赤いから
- OpenStaxによれば、人間の網膜の錐体は約何百万個ですか。
- 典型的な人間の目には、何種類の錐体がありますか。
- 赤い光と緑の光が白い壁で重なります。何色が見えますか。
- 黄色
- 茶色
- 青
- 黒
- 赤、緑、青の光がすべて同じ場所に最大の強さで当たると、何が見えますか。
- 白
- 黒
- 灰色がかった茶色
- 紫
- リンゴが、純粋な青いランプだけで照らされます。どう見えますか。
- とても暗く、ほとんど黒
- 明るい赤
- 紫
- 黄色
- 2つの光はスペクトルが違うのに、まったく同じに見えます。CSS Color 4は、それらについて何と言っていますか。
- 同じ色である
- 一方が間違っている
- 存在しえない
- 違う色である
- ニュートンの『Opticks』が出版されたのは何年ですか。
- ニュートンは、色相環の縁を何個の部分に分けましたか。
- 7
- 3
- 12
- 6
- 画面が赤、緑、青を原色に使うのはなぜですか。
- それぞれが主に1種類の錐体を刺激するから
- それが唯一可能な原色だから
- 最も安い染料だから
- ニュートンが選んだから
このコースの出典 (14)
- W3C, Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2, relative luminance (0.04045 threshold, note on the pre-May-2021 value 0.03928)
- contrast ratio (L1 + 0.05) / (L2 + 0.05)
- range 1:1 to 21:1, SC 1.4.1 Use of Color, 1.4.3 Contrast (Minimum) 4.5:1 and 3:1 for large-scale text (18 pt, or 14 pt bold)
- 1.4.6 Contrast (Enhanced) 7:1 and 4.5:1, 1.4.11 Non-text Contrast 3:1, WCAG 2.1 published June 2018 (w3.org/TR/WCAG22/)
- W3C, CSS Color Module Level 4, hex notation, hsl with 0deg red, 120deg green, 240deg blue, hsl(60deg 100% 50%) yellow vs hsl(240deg 100% 50%) blue at the same HSL lightness, hue spacing not perceptually uniform, HSL as a cylindrical model (w3.org/TR/css-color-4/)
- OpenStax College Physics 2e, 26.3 Color and Color Vision: about 6 million cones of three types, red + green gives yellow, no unique set of primaries (openstax.org/books/college-physics-2e/pages/26-3-color-and-color-vision)
- OpenStax Introduction to Behavioral Neuroscience, 6.2 The Retina: RGB pixels, CMY inks plus black, red-green colour blindness in about 8% of males (openstax.org/books/introduction-behavioral-neuroscience/pages/6-2-the-retina)
- Smithsonian Libraries, Color in a New Light, The Science of Color: Newton's prism experiments from the 1660s, Opticks 1704, Le Blon's Coloritto (London, about 1722) and the distinction between material colours and coloured light (library.si.edu/exhibition/color-in-a-new-light/science)
- The Newton Project (University of Oxford)
- Opticks 1704, Book I Part II Prop. VI: colour circle divided into seven parts in musical proportion, white at the centre (newtonproject.ox.ac.uk/view/texts/normalized/NATP00034)
- History of Information and Wikimedia Commons file record, Maxwell's 1861 Royal Institution demonstration, tartan ribbon photographed by Thomas Sutton through red, green and blue filters and projected together (historyofinformation.com/detail.php?id=3666)
- LibreTexts, Coalinga College Drawing Basics 8.4 Color Theory: complementary, analogous, split-complementary, triadic, tetradic (human.libretexts.org)
- RMIT Colour Theory, Interactive colour wheel and colour relationships (rmit.pressbooks.pub/colourtheory1)
- University of Delaware Library, Graphic Design guide, Color Schemes, 60/30/10 rule (guides.lib.udel.edu/design/color).
確認日: 2026-10-17