加法混色と減法混色
白い紙の上のシアンのインクは赤い光を吸収するので、シアンとマゼンタを重ねて印刷すると、青だけが残ります。
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色をつくる2つの方法
画面は暗い状態から始まって、光を足します。紙は白い状態から始まって、光を引きます。これが色の混ぜ方の2種類です。画面、プロジェクター、舞台照明が使う加法混色では、光源がそれぞれ自分の光を足し、光源が増えるほど結果は明るくなります。インク、絵の具、染料、色フィルターが使う減法混色では、各層が、目に届くはずの光の一部を吸収し、層が増えるほど結果は暗くなります。OpenStaxの神経科学のテキストは、両方を並べて示しています。白に向かって足し合わされる赤、緑、青の円と、黒に向かって引かれるシアン、マゼンタ、イエローの円です。
インクの原色がシアン、マゼンタ、イエローである理由
各インクを、白い光から画面の原色の1つを取り除くフィルターと考えます。シアンは赤を取り除き、緑と青を通します。マゼンタは緑を取り除き、赤と青を通します。イエローは青を取り除き、赤と緑を通します。では重ねましょう。シアンとマゼンタを合わせると、赤と緑が取り除かれ、青が残ります。マゼンタとイエローは、緑と青を取り除き、赤が残ります。シアンとイエローは、赤と青を取り除き、緑が残ります。3つすべてを重ねると、すべてが取り除かれ、少なくともこの理想的なモデルでは、黒が残ります。一方の系の二次色は、もう一方の系の原色です。2つの図が鏡像に見えるのはこのためです。
数で言うと、モデルは掛け算をします。白い紙は、どのチャンネルも255です。強さsのインクは、そのチャンネルの1−sの割合を残します。最大の強さのシアンは赤のチャンネルを0にします。50%のシアンは約128にし、rgb(128 255 255)、淡いシアンになります。インクを重ねると、割合どうしが掛け合わされるので、順序は関係ありません。光は代わりに足し算で働きます。赤255と緑255の2つの光はrgb(255 255 0)になります。スライダーを動かして、パネルのカラーコードを比べましょう。
印刷で黒を加える理由
本物のインクは、完全なフィルターではありません。それぞれが、通すべき光を少し吸収し、遮るべき光を少し通してしまうため、シアン、マゼンタ、イエローを一緒に印刷すると、たいてい、きれいな黒ではなく、濁った暗い茶色になります。黒い文字をつくるのに3層のインクを印刷するのは、時間がかかり、紙に多くのインクが染み込みます。印刷会社が4つ目のインク、黒を加えるのはそのためで、この方式はCMYKと呼ばれます。OpenStaxのテキストは、これをシアン、マゼンタ、イエローに黒を加えた、印刷インクの通常の方式と説明しています。絵の具はさらに厄介です。顔料は光を吸収するだけでなく散乱もするので、絵の具の混色が、きれいなモデルどおりになることはありません。
| 加法混色(光) | 減法混色(インク) | |
|---|---|---|
| 出発点 | 黒 | 白 |
| 原色 | 赤、緑、青 | シアン、マゼンタ、イエロー |
| 2つの原色 | R+G=黄、G+B=シアン、R+B=マゼンタ | C+M=青、M+Y=赤、C+Y=緑 |
| 3つすべて | 白 | 黒(理想)、本物のインクでは暗い茶色 |
| 使われるもの | 画面、プロジェクター、舞台照明 | プリンター、絵の具、染料、フィルター |
- 加法混色は光を足して明るくなり、減法混色は光を取り除いて暗くなる。
- シアンは赤を、マゼンタは緑を、イエローは青を取り除く。
- C+M=青、M+Y=赤、C+Y=緑。
- 本物のインクではきれいな黒にならないので、印刷は黒(K)を加える。
- シアンとマゼンタのインクが、白い紙の上で重なります。何色が残りますか。
- 青
- 赤
- 緑
- 白
- マゼンタとイエローが重なります。何が残りますか。
- 赤
- 青
- 緑
- 黒
- イエローのインクは、白い光から画面の原色のどれを取り除きますか。
- 青
- 赤
- 緑
- なし
- スマートフォンの画面が使うのは、どの混色ですか。
- 加法混色
- 減法混色
- 両方を同じだけ
- どちらでもない
- 理想的なモデルで、3つのインクを合わせると何になりますか。
- 黒
- 白
- グレー
- 茶色
- CMYKで、黒を表す文字は何ですか。
- 白い紙の上の50%のシアンインクです。赤のチャンネルは、四捨五入するといくつですか。(255×(1−0.5))
- 赤い光と青い光が重なります。何色が見えますか。
- マゼンタ
- シアン
- 黄色
- 緑
- 印刷で別に黒いインクを使うのはなぜですか。
- 本物のC、M、Yのインクでは、濁った暗い茶色になるから
- 黒は光の原色だから
- 紙が黒を吸収するから
- イエローのインクが高すぎるから
- 『Coloritto』で、三色印刷の方法を最初に示したのは誰ですか。
- ヤコブ・クリストフ・ル・ブロン
- アイザック・ニュートン
- ジェームズ・クラーク・マクスウェル
- トーマス・サットン
このコースの出典 (14)
- W3C, Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2, relative luminance (0.04045 threshold, note on the pre-May-2021 value 0.03928)
- contrast ratio (L1 + 0.05) / (L2 + 0.05)
- range 1:1 to 21:1, SC 1.4.1 Use of Color, 1.4.3 Contrast (Minimum) 4.5:1 and 3:1 for large-scale text (18 pt, or 14 pt bold)
- 1.4.6 Contrast (Enhanced) 7:1 and 4.5:1, 1.4.11 Non-text Contrast 3:1, WCAG 2.1 published June 2018 (w3.org/TR/WCAG22/)
- W3C, CSS Color Module Level 4, hex notation, hsl with 0deg red, 120deg green, 240deg blue, hsl(60deg 100% 50%) yellow vs hsl(240deg 100% 50%) blue at the same HSL lightness, hue spacing not perceptually uniform, HSL as a cylindrical model (w3.org/TR/css-color-4/)
- OpenStax College Physics 2e, 26.3 Color and Color Vision: about 6 million cones of three types, red + green gives yellow, no unique set of primaries (openstax.org/books/college-physics-2e/pages/26-3-color-and-color-vision)
- OpenStax Introduction to Behavioral Neuroscience, 6.2 The Retina: RGB pixels, CMY inks plus black, red-green colour blindness in about 8% of males (openstax.org/books/introduction-behavioral-neuroscience/pages/6-2-the-retina)
- Smithsonian Libraries, Color in a New Light, The Science of Color: Newton's prism experiments from the 1660s, Opticks 1704, Le Blon's Coloritto (London, about 1722) and the distinction between material colours and coloured light (library.si.edu/exhibition/color-in-a-new-light/science)
- The Newton Project (University of Oxford)
- Opticks 1704, Book I Part II Prop. VI: colour circle divided into seven parts in musical proportion, white at the centre (newtonproject.ox.ac.uk/view/texts/normalized/NATP00034)
- History of Information and Wikimedia Commons file record, Maxwell's 1861 Royal Institution demonstration, tartan ribbon photographed by Thomas Sutton through red, green and blue filters and projected together (historyofinformation.com/detail.php?id=3666)
- LibreTexts, Coalinga College Drawing Basics 8.4 Color Theory: complementary, analogous, split-complementary, triadic, tetradic (human.libretexts.org)
- RMIT Colour Theory, Interactive colour wheel and colour relationships (rmit.pressbooks.pub/colourtheory1)
- University of Delaware Library, Graphic Design guide, Color Schemes, 60/30/10 rule (guides.lib.udel.edu/design/color).
確認日: 2026-10-17