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雲の名前

現在の気象機関が使う雲の名前は、1803年にロンドンの化学者が発表したものです。

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雲のメニューを使い、モデルの4つの雲を訪れましょう。奥の目盛りにも注目してください。この単元で学ぶ名前から、各雲があるおおよその高さがわかります。
背景ルーク・ハワード(1772~1864年)は、ロンドンの工業化学者で、日ごろから気象を観察し、10歳のときから気象日誌をつけていました。当時、多くの人は、雲は変化が速すぎて分類できないと考えていました。ハワードは異を唱えました。1803年に『Essay on the Modification of Clouds』を発表し、植物学者が植物に命名するように、主な形にラテン語の名前をつけました。雲の形は、木と丘を見分けるのと同じくらい簡単に区別できると主張したのです。その名前は定着しました。ドイツの詩人ゲーテは1815年に翻訳を読み、ハワードに手紙を送って、彼をたたえる詩を作りました。International Cloud Atlasでも、巻雲、積雲、層雲は今も「ハワード、1803年」と記されています。

中心となる4つのラテン語

ハワードの名前は雲の見た目を表しています。cirrusは、ラテン語の巻き毛や髪の房に由来し、上空の細い白い筋を指します。cumulusは積み重なった塊を意味し、平らな雲底をもつ、ふくらんだ雲です。stratusは層やシートを意味し、空全体を覆う平らな灰色の雲です。nimbusは雨雲です。フランスの博物学者ジャン=バティスト・ラマルクは1802年に独自の分類を発表していましたが、フランス語だったため広まりませんでした。科学の共通語だったラテン語によって、ハワードの名前は広がりました。

現在の10種雲形は、これらの要素の組み合わせです。高い雲にはcirro-をつけ、cirrocumulus(巻積雲)、cirrostratus(巻層雲)とします。中層の雲には「高い」を意味するalto-をつけ、altocumulus(高積雲)、altostratus(高層雲)とします。二つの形を合わせると、塊が層を作るstratocumulus(層積雲)になります。nimbo-または-nimbusは雨雲を表します。nimbostratus(乱層雲)は厚い雨雲の層、cumulonimbus(積乱雲)は雷雨をもたらすまで発達する塊です。例外的なのがalto-で、「高い」という意味なのに中層を表します。NOAAによると、低い層雲や積雲より高い位置にある仲間だと示しているためです。

一人の記録から世界の標準へ

名前だけでは不十分で、観測者には画像も必要でした。WMOの雲図帳の歴史によると、ウプサラのフーゴ・ヒルデブランドソンは1879年に16枚の雲の写真をまとめた図帳を作りました。1891年、ミュンヘンの国際気象会議で共通の図帳が提案され、1896年に最初のInternational Cloud Atlasが刊行されました。28枚のカラー図版と、フランス語、ドイツ語、英語の本文からなります。世界気象機関は1950年に設立され、1951年に国連の専門機関となりました。雲図帳の事業も引き継ぎました。2017年3月23日の世界気象デーに、初めてオンラインで公開され、誰でも無料で使えるようになりました。

安全のためには、共通の用語が重要です。前方に積乱雲があると伝えられた操縦士や、西から高層雲が厚くなっていると記録する船の航海士は、訓練を受けた人なら世界中のどこでも行動に移せる情報を伝えています。これが1803年にハワードの目指したことで、今も雲図帳の役割です。

  • 1802: ラマルクがフランス語で雲の分類を発表します。
  • 1803: ハワードが巻雲、積雲、層雲、雨雲の名前を発表します。
  • 1879: ヒルデブランドソンが16枚の雲の写真をまとめた図帳を作ります。
  • 1891: ミュンヘン会議が国際的な雲図帳を提案します。
  • 1896: 28枚のカラー図版を含む、最初のInternational Cloud Atlasが刊行されます。
  • 1951: WMOが国連の専門機関になります。
  • 2017: 3月23日に雲図帳がオンラインで公開されます。
cirrus(巻雲)巻き毛や髪の房
cumulus(積雲)積み重なった塊
stratus(層雲)層やシート
nimbus(雨雲)雨雲
alto-高いという意味ですが、中層に使われます

上層は巻雲、巻積雲、巻層雲、中層は高積雲、高層雲、乱層雲、下層は層積雲、層雲、積雲、積乱雲です。

  1. 1803年に巻雲、積雲、層雲の名前を提案したのは誰ですか?
    • ルーク・ハワード
    • ジャン=バティスト・ラマルク
    • フーゴ・ヒルデブランドソン
  2. cumulusは何を意味しますか?
    • 積み重なった塊
    • 層
    • 髪の房
  3. stratusは何を意味しますか?
    • 層やシート
    • 雨
    • 高い
  4. 雨雲を示す語はどれですか?
    • nimbo-または-nimbus
    • cirro-
    • alto-
  5. alto-は「高い」という意味です。alto-のつく雲はどの層に属しますか?
    • 中層
    • 高い
    • 下層
  6. WMOの雲図帳では、雲を何種類に分けていますか?
  7. 最初のInternational Cloud Atlasが刊行されたのは何年ですか?
  8. 次の出来事を古い順に並べましょう。
  9. 層積雲は、どのような雲を表しますか?
    • 塊が集まってできた層
    • 薄い筋状の氷の雲
    • 雷雨をもたらす塔状の雲
  10. ハワードの名前がラマルクのものより広く使われたのはなぜですか?
    • 世界の科学者が共有するラテン語だったから
    • より短い数字だったから
    • ラマルクが秘密にしていたから
ポイント
  • ハワードは1803年に、巻雲、積雲、層雲、雨雲の名前をつけました。
  • 10種雲形は、これらの語根とcirro-、alto-を組み合わせています。
  • 最初のInternational Cloud Atlasは1896年に刊行され、2017年3月23日からオンラインで公開されています。
  • 共通の名前によって、どこの観測者も同じ報告をもとに行動できます。