韓国語2ボル式キーボード(dubeolsik)
標準の韓国語キーボードでは、子音はすべて左手で、母音はㅠ以外すべて右手で打ちます。
作り話の場面です。韓国語を学んでいる人が、ホストファミリーへの最初のメッセージを打ちます。ㅎ、ㅏ、ㄴ。画面には「han」というきちんとした一つのまとまりが出ます。続けてㅏを打つと、ㄴがそのまとまりから飛び出して新しいまとまりに移り、行は「ha-na」になります。彼女はキーボードの不具合だと思います。そうではありません。韓国語はハングルで書かれ、その字母(チャモ)は四角い音節のまとまりにまとめられます。字母は発音する順に一つずつ打ち、コンピューターが打つそばからまとまりを組み立てます。次のキーがまだそのまとまりに入るかもしれないので、最後のまとまりは開いたままにしておくのです。
子音は左、母音は右、例外が一つ
韓国の標準配列は、字母がキーボード上で二つの組に分かれているので、2ボル式(dubeolsik、「二組」の意味)と呼ばれます。1982年に情報処理用キーボードの配列として国の標準になりました。当時の番号はKS C 5715で、今はKS X 5002です。子音は左側、母音は右側にあります。ホームポジションの段は、A S D F Gにㅁ ㄴ ㅇ ㄹ ㅎ、H J K Lにㅗ ㅓ ㅏ ㅣです。上の段はㅂ ㅈ ㄷ ㄱ ㅅとㅛ ㅕ ㅑ ㅐ ㅔ、下の段はㅋ ㅌ ㅊ ㅍとㅠ ㅜ ㅡです。指の受け持ちは英語と同じなので、ㄹは左手の人さし指の定位置Fに、ㅓは右手の人さし指の定位置Jにあります。一つだけ落とし穴があります。ㅠはBにあり、Bは左手の人さし指の受け持ちなので、ㅠは左手で打つただ一つの母音です。
| 段 | 子音(左手) | 母音(右手、ㅠを除く) |
|---|---|---|
| 上 | ㅂ ㅈ ㄷ ㄱ ㅅ(Q W E R T) | ㅛ ㅕ ㅑ ㅐ ㅔ(Y U I O P) |
| ホーム | ㅁ ㄴ ㅇ ㄹ ㅎ(A S D F G) | ㅗ ㅓ ㅏ ㅣ(H J K L) |
| 下 | ㅋ ㅌ ㅊ ㅍ(Z X C V) | ㅠ ㅜ ㅡ(B N M)。Bのㅠは左手の人さし指のキー |
| Shiftと | ㅃ ㅉ ㄸ ㄲ ㅆ | ㅒ ㅖ |
ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉとㅒ ㅖはShiftで
五つの濃音ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉと、二つの母音ㅒとㅖには専用のキーがありません。Shiftを使って打ちます。Shiftとㄱでㄲ、Shiftとㅐでㅒです。標準はこれを厳しい決まりではなくすすめられる方法として記しています。多くの入力ソフトは、場所によってはㄱを2回打ってもㄲとして受け付けます。英語の単元で学んだ「反対側のShift」の決まりはここでも役立ちます。ㄲは左手のキーなので右手の小指で右Shiftを押さえ、ㅒなら左Shiftを押さえます。
まとまりが育つ様子を見る
図は、このページの最初の場面を再現しています。ㅎ、ㅏと打つと「ha」が見えます。ㄴを足すとまとまりは「han」になります。もう一度ㅏを打つと、ㄴが外に出て新しいまとまりを始め、「ha-na」の二つのまとまりになります。次のキーを打つと画面の最後の文字が変わることがあるのはこのためです。合成母音はキーを二つ使います。ㅘはㅗのあとㅏ、ㅝはㅜのあとㅓ、ㅢはㅡのあとㅣです。二重パッチムもキーを二つ使うので、ㄺはㄹのあとㄱです。
打数は打鍵一つずつ数える
韓国語のタイピングの速さは、ふつう1分あたりの打鍵数、打数(tasu)で表します。このコースでは、2ボル式で正しい文を打つのに必要なキーの数を数えます。単純な字母は一つで1打。合成母音や二重パッチムは2打です。Shiftで打つ濃音は、Shift自体を数えないので1打、スペースや句読点も1打です。「韓国(大韓民国)」を表す単語「daehanminguk」は、ㄷㅐ + ㅎㅏㄴ + ㅁㅣㄴ + ㄱㅜㄱで11打です。あいさつの「annyeonghaseyo」は、ㅇㅏㄴ + ㄴㅕㅇ + ㅎㅏ + ㅅㅔ + ㅇㅛで12打です。2分で600打なら300打数です。ほかのタイピングソフトはShiftやいくつかの場合を別の数え方をすることがあるので、数字は同じソフトのものどうしで比べましょう。
入力言語を切り替えずに練習する
下の練習用キーボードは韓国語2ボル式モードで始まります。キーを位置で読み取るので、コンピューターが英語入力になっていても動きます。どちらでも、左手の人さし指の下のキーはㄹを打ちます。まずㅁ ㄴ ㅇ ㄹ ㅎとㅗ ㅓ ㅏ ㅣだけを使うホームポジションの段のレッスンから始め、次に上の段と下の段、それからShiftで打つ濃音、最後に文全体へ進みます。打った行の下線つきのまとまりに注目しましょう。それがまだ開いている音節です。最初のメニューから英語QWERTYに戻せます。
ドラッグで回転、スクロールまたはピンチで拡大・縮小。
| ㄹ | F、左手の人さし指(定位置) |
| ㅓ | J、右手の人さし指(定位置) |
| ㅁ | A、左手の小指 |
| ㅣ | L、右手の薬指 |
| ㅎ | G、左手の人さし指を右へ伸ばす |
| ㅗ | H、右手の人さし指を左へ伸ばす |
| ㄱ | R、左手の人さし指、上の段 |
| ㅏ | K、右手の中指 |
| ㅡ | M、右手の人さし指、下の段 |
| ㅃ | 右Shift + Q(ㅂ) |
上:ㅂ ㅈ ㄷ ㄱ ㅅ、ㅛ ㅕ ㅑ ㅐ ㅔ。ホーム:ㅁ ㄴ ㅇ ㄹ ㅎ、ㅗ ㅓ ㅏ ㅣ。下:ㅋ ㅌ ㅊ ㅍ、ㅠ ㅜ ㅡ。
- 「母音は右」だからとㅠを右手で打つ。 ㅠはBにあり、Bは左手の人さし指の受け持ちです。右手の範囲から外れたただ一つの母音です。
- ㄲを打つのに、Shiftとㄱではなくㄱを2回打つ。 ソフトや位置によっては、二つのㄱがパッチムと次の初声として読まれ、まちがった音節になります。Shiftとㄱが標準のすすめる方法です。
- パッチムが次のまとまりに移ったときにBackspaceを押す。 移るのは正常です。最後のまとまりは、子音がどこに入るかを次のキーが決めるまで開いています。そのまま打ち続けましょう。
- 「鶏」を表す文字(ㄷ、ㅏ、ㄺ)を3打と数える。 二重パッチムㄺはㄹのあとㄱの2打なので、この文字は4打です。
- 2ボル式:子音は左手、母音は右手(ㅠはBで左手の人さし指)。1982年から国の標準(現在はKS X 5002)。
- ホームポジションの段はㅁ ㄴ ㅇ ㄹ ㅎとㅗ ㅓ ㅏ ㅣ。ㄹはF、ㅓはJ。
- Shiftでㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ ㅒ ㅖ。合成母音と二重パッチムはキー二つ。
- ここでの打数:正しい文に必要なキーの数 ÷ 分。Shiftは数えない。
- 2ボル式で、子音を打つのはどちらの手ですか?
- 左手
- 右手
- 両手で半分ずつ
- 親指
- ㅏを打つのはどのキーですか?
- K
- J
- A
- L
- 標準配列でㄲはどう打ちますか?
- Shiftとㄱ
- ㄱのあとㅋ
- Caps Lockとㄱ
- 専用のキーがある
- 合成母音ㅘは何打ですか?
- 「韓国」を表す単語ㄷㅐ + ㅎㅏㄴ + ㅁㅣㄴ + ㄱㅜㄱは何打ですか?
- あいさつㅇㅏㄴ + ㄴㅕㅇ + ㅎㅏ + ㅅㅔ + ㅇㅛは何打ですか?
- 2分で600打しました。打数(1分あたりの打鍵数)はいくつですか?
- ㄷ、ㅏと二重パッチムㄺでできた文字は何打ですか?
- ㅎ ㅏ ㄴと打ったあとㅏを打ちます。ㄴはどうなりますか?
- 新しいまとまりの始めに移る
- 消える
- 最初のまとまりのパッチムのまま残る
- ㄲに変わる
- 2ボル式が国の標準キーボード配列になったのは何年ですか?
このコースの出典 (17)
- 국가기술표준원 국가표준인증 통합정보시스템 KS X 5002 「정보처리용 건반 배열」 (standard.go.kr; 두벌식, 1982년 제정, 옛 번호 KS C 5715)
- 고용노동부고시 제2020-17호 「영상표시단말기(VDT) 취급근로자 작업관리지침」 제5조·제6조 (law.go.kr admRulSeq=2100000185801; same wording as 제2015-44호, admRulSeq=2100000027843: 시거리 40 cm 이상, 시야 10~15도 아래, 팔꿈치 내각 90도 이상, 키보드 경사 5~15도·두께 3 cm 이하, 작업대 끝과 키보드 사이 15 cm 이상, 손목을 바깥으로 꺾지 않기)
- OSHA eTools, Computer Workstations: Good Working Positions (osha.gov/etools/computer-workstations/positions)
- Keyboards (.../components/keyboards: placement, tilt, key spacing 0.71 to 0.75 in)
- Monitors (.../components/monitors: 20 to 40 in or 50 to 100 cm, top at or slightly below eye level, centre 15 to 20 degrees below, bifocals, rest the eyes)
- BCcampus Open Education, Computer Studies, Unit 2 Keyboarding, "The base position" (opentextbc.ca/computerstudies/chapter/the-base-position, finger sections A to I, 6 and 7 on the right index finger, B on the left index finger; accuracy first)
- how-to-type.com Lesson 1 Home row and Lesson 4 Capital letters (opposite-hand Shift, Caps Lock as a toggle, 95 percent accuracy before moving on)
- Computer Hope, "Home row keys" (computerhope.com/jargon/h/hrk.htm: bumps on F and J, keypad home row 4 5 6 with a bump on 5)
- Words per minute: speedtypingonline.com/typing-equations (a word is any five characters, Shift and Backspace not counted; net WPM = gross WPM minus uncorrected errors per minute)
- typing.com blog "What is Words per Minute" (accuracy shown separately, 3 and 5 minute tests)
- 한글학회 「한글 자판의 이모저모」 (urimal.org/3436: 1982년 정보 처리용 건반 배열로 두벌식 표준화)
- 팥알 「한글 기기에 쓰인 두벌식 자판 4. 전자 기기」 (pat.im/1027: 옛 KS C 5715, 지금 KS X 5002)
- 위키백과 「두벌식 자판」 (ko.wikipedia.org/wiki/두벌식_자판, checked 2026-10-19: 쌍자음 Shift 입력은 권장 사항, 모음 가운데 ㅠ 하나만 왼쪽, 도깨비불 현상)
- History block only: Smithsonian National Museum of American History, Sholes & Glidden Type Writer, object nmah_850542 (on the market 1874 at $125, capitals only, second model 1878)
- Smithsonian Lemelson Center, "Was the Patent Application for the Typewriter Handwritten?" (invention.si.edu, 2017: QWERTY in US Patent 207,559 of 1878, motive contested, Model 2 of 1878 with lowercase and a shift key)
- Library of Congress, This Month in Business History, "Production on the Sholes and Glidden Type-Writer Began" (US Patent 79,265 of 1868 by Sholes, Glidden and Soule; production from 1 March 1873)
- Centre for Computing History, "Christopher Sholes invents QWERTY keyboard" (1873 layout with R and the full stop swapped; Patent 207,559 of 27 August 1878)
確認日: 2026-10-17