姿勢と机の準備
OSHAは画面から50〜100cm離れて座ることをすすめ、韓国の雇用労働部の指針は少なくとも40cmを求めています。
4ページの学校のレポートを打って過ごした夜を思いうかべてください(これは作り話の例です)。終わるころには首がこり、片方の手首が少し痛み、気づかないうちに1時間も画面のほうへ身を乗り出していました。大きな出来事は何もありません。同じ小さな負担が何千回もくり返されただけです。このコースでは、指ごとに受け持ちのキーがあり、目は画面から離さないタッチタイピングを、六つの短い単元で学びます。どのページにも練習用キーボードがあります。ただし最初のキーより先に、いすと机です。曲がった手首や上がった肩も、ひと晩じゅうくり返せば積み重なるからです。
机に向かう、力の抜けた体とは
米国労働安全衛生局(OSHA)は、これを「ニュートラルな姿勢」と呼んでいます。関節が自然に並び、筋肉・腱・骨にかかる負担が最も小さくなる姿勢です。手・手首・前腕はまっすぐ一直線で、床とほぼ平行です。頭はまっすぐで、前を向きます。肩の力を抜き、上腕は体の横に下ろし、ひじは体に近づけて90〜120度くらいに曲げます。足は床か足台に乗せます。背中は支えられ、太ももはほぼ水平で、ひざは腰とだいたい同じ高さです。
キーボードは正面に、ひじの高さに
キーボードは体の真正面に、ひじとほぼ同じ高さになるように置きます。そうでないと何が起こるかを、OSHAは説明しています。低すぎると、手首を上に曲げて打つことになります。高すぎると、肩が耳のほうへ上がっていきます。多くのキーボードには裏の奥側に小さな脚があり、手前に傾けられます。それを使うのは手首がまっすぐになる場合だけにし、手首がもっと曲がるならたたんでおきましょう。韓国の雇用労働部には、画面を使う作業のための独自の指針があります。キーボードの傾きは5〜15度、厚さは3cm以下、手前に少なくとも15cmの机の空きを求めています。打つ合間に手首を休める場所があるようにするためです。
二つの指針、二組の画面の数字
OSHAは画面から20〜40インチ(50〜100cm)離れて座ることをすすめています。画面のいちばん上の行は目の高さか少し下に、画面の中央は水平な視線から15〜20度下にあるのがよいとしています。韓国の指針は最短距離を40cmとし、画面の上端を目の高さにそろえ、作業を見る視線を水平から10〜15度下に置きます。つまり二つは方向では一致し、細かい数字ではちがいます。どちらもまちがいではありません。どちらもさまざまな体や机を想定して書かれたもので、あなたに合わせて測ったものではありません。OSHAはもう一つの場合を加えています。遠近両用めがねをかけている人は、頭を後ろに傾けずに読めるよう、画面を低くする必要があるかもしれません。
| 項目 | OSHA(米国) | 雇用労働部(韓国) |
|---|---|---|
| 目から画面まで | 20〜40インチ(50〜100cm) | 40cm以上 |
| 画面の上端 | 目の高さか少し下 | 目の高さにそろえる |
| 作業を見るとき | 画面の中央が水平から15〜20°下 | 水平から10〜15°下 |
| ひじ | 体に近づけ、90〜120°に曲げる | 内側の角度が90°以上 |
| キーボード | 真正面に、ひじとほぼ同じ高さ | 傾き5〜15°、厚さ3cm以下、手前に15cmの空き |
指は丸く、キーは軽く
打ち始めたら、小さなボールを持つように指を丸くし、指先を軽くキーに乗せておきます。軽く押して、キーが戻るのにまかせましょう。強くたたくと手が疲れるだけで、速さは少しも上がりません。韓国の指針は、たくさん打つ人にとって大事な点を加えています。手首を外側に曲げたままにしないことです。パームレストは文と文の間に休むためのものです。指が働いている間、手のひらを押しつけておく場所ではありません。
1時間ずっとよい姿勢はない
何時間も続けてよい姿勢というものはありません。OSHAは一日の中で小さく変えることをすすめています。いすや背もたれを調整する、指・手・腕・背中を伸ばす、ときどき立ち上がって数分歩く、といったことです。また、人は画面を見ている間はまばたきが減ります。部屋の向こうの時計のような遠くのものを見て、まばたきをして目を休めましょう。それから下の練習用キーボードを試してみましょう。最初のレッスンではFとJだけを使います。このページで説明したとおりに座り、人さし指を突起のある二つのキーに置いて、下を見ずに1行目を打ってみましょう。
ドラッグで回転、スクロールまたはピンチで拡大・縮小。
- キーボードはそう置くものだと思って、いつも脚を立てる。 脚は奥の端を持ち上げます。それで手首がさらに上に曲がるなら、状態は悪くなっています。OSHAは、手首がまっすぐになるときだけ使うよう言っています。
- 打っている間、手のひらをパームレストに押しつける。 手のひらを固定すると、指は手首を上か外側に曲げなければ遠くのキーに届きません。韓国の指針が避けるよう求めている姿勢です。パームレストは休むためのものです。
- 小さな文字を読もうと顔を近づける。 どちらの指針も距離を求めています。韓国の指針では少なくとも40cm、OSHAでは50〜100cmです。顔を近づけると頭も前に出て、ニュートラルな姿勢から外れます。
- いすを一度調整したら、二度とさわらない。 OSHAは一日の中で姿勢を変えることをすすめています。よい準備は出発点であって、何時間も保つポーズではありません。
- OSHA:手首はまっすぐ、ひじは90〜120°、画面は50〜100cm離し、画面の上端は目の高さか少し下。
- 韓国の指針:画面まで少なくとも40cm、キーボードの傾きは5〜15°、キーボードの手前に15cmの空き。
- キーボードは真正面に、ひじとほぼ同じ高さに。脚は手首がまっすぐになるときだけ使う。
- 指は丸く軽く。姿勢を変え、遠くのものを見て目を休める。
- OSHAのニュートラルな姿勢では、手首は:
- まっすぐで前腕と一直線
- 指がキーを向くように上に曲げる
- パームレストに向けて下に曲げる
- 外側にひねる
- OSHAによると、ひじはどのくらい曲げるのがよいですか?
- 45〜60度
- 90〜120度
- 150〜180度
- 完全にまっすぐ
- OSHAの最も近い画面距離は20インチです。何センチメートルですか?(1インチ = 2.54cm)
- 韓国の指針で、目から画面までの最短距離はいくらですか?
- 30 cm
- 40 cm
- 60 cm
- 100 cm
- OSHAによると、画面の上端はどこにあるべきですか?
- 目の高さか少し下
- 目の高さよりずっと上
- 胸の高さ
- 文字が大きければどこでもよい
- キーボードが低すぎると、ふつうどうなりますか?
- 手首を上に曲げて打つ
- 肩が上がる
- 首を横に向ける
- 後ろに下がりすぎて座る
- キーボードの裏の脚はいつ使うべきですか?
- いつも
- 手首がまっすぐになるときだけ
- 使わない
- ノートパソコンのときだけ
- 韓国の指針で、キーボードの傾きの最大は何度ですか?
- OSHAは目の休め方として何をすすめていますか?
- 遠くのものを見て、まばたきする
- 画面の明るさを上げる
- 画面に近づく
- もっと速く打ち続ける
- タッチタイピングとはどういう意味ですか?
- 指ごとに受け持ちのキーがあり、目は画面から離さない
- 2本の指で打つ
- タッチ画面だけで打つ
- 押す前にキーを一つずつ見る
このコースの出典 (17)
- 국가기술표준원 국가표준인증 통합정보시스템 KS X 5002 「정보처리용 건반 배열」 (standard.go.kr; 두벌식, 1982년 제정, 옛 번호 KS C 5715)
- 고용노동부고시 제2020-17호 「영상표시단말기(VDT) 취급근로자 작업관리지침」 제5조·제6조 (law.go.kr admRulSeq=2100000185801; same wording as 제2015-44호, admRulSeq=2100000027843: 시거리 40 cm 이상, 시야 10~15도 아래, 팔꿈치 내각 90도 이상, 키보드 경사 5~15도·두께 3 cm 이하, 작업대 끝과 키보드 사이 15 cm 이상, 손목을 바깥으로 꺾지 않기)
- OSHA eTools, Computer Workstations: Good Working Positions (osha.gov/etools/computer-workstations/positions)
- Keyboards (.../components/keyboards: placement, tilt, key spacing 0.71 to 0.75 in)
- Monitors (.../components/monitors: 20 to 40 in or 50 to 100 cm, top at or slightly below eye level, centre 15 to 20 degrees below, bifocals, rest the eyes)
- BCcampus Open Education, Computer Studies, Unit 2 Keyboarding, "The base position" (opentextbc.ca/computerstudies/chapter/the-base-position, finger sections A to I, 6 and 7 on the right index finger, B on the left index finger; accuracy first)
- how-to-type.com Lesson 1 Home row and Lesson 4 Capital letters (opposite-hand Shift, Caps Lock as a toggle, 95 percent accuracy before moving on)
- Computer Hope, "Home row keys" (computerhope.com/jargon/h/hrk.htm: bumps on F and J, keypad home row 4 5 6 with a bump on 5)
- Words per minute: speedtypingonline.com/typing-equations (a word is any five characters, Shift and Backspace not counted; net WPM = gross WPM minus uncorrected errors per minute)
- typing.com blog "What is Words per Minute" (accuracy shown separately, 3 and 5 minute tests)
- 한글학회 「한글 자판의 이모저모」 (urimal.org/3436: 1982년 정보 처리용 건반 배열로 두벌식 표준화)
- 팥알 「한글 기기에 쓰인 두벌식 자판 4. 전자 기기」 (pat.im/1027: 옛 KS C 5715, 지금 KS X 5002)
- 위키백과 「두벌식 자판」 (ko.wikipedia.org/wiki/두벌식_자판, checked 2026-10-19: 쌍자음 Shift 입력은 권장 사항, 모음 가운데 ㅠ 하나만 왼쪽, 도깨비불 현상)
- History block only: Smithsonian National Museum of American History, Sholes & Glidden Type Writer, object nmah_850542 (on the market 1874 at $125, capitals only, second model 1878)
- Smithsonian Lemelson Center, "Was the Patent Application for the Typewriter Handwritten?" (invention.si.edu, 2017: QWERTY in US Patent 207,559 of 1878, motive contested, Model 2 of 1878 with lowercase and a shift key)
- Library of Congress, This Month in Business History, "Production on the Sholes and Glidden Type-Writer Began" (US Patent 79,265 of 1868 by Sholes, Glidden and Soule; production from 1 March 1873)
- Centre for Computing History, "Christopher Sholes invents QWERTY keyboard" (1873 layout with R and the full stop swapped; Patent 207,559 of 27 August 1878)
確認日: 2026-10-17