記憶
記憶の保存、忘れる理由、より多く覚える方法について、研究から学びます。当サイトのフラッシュカードを実験室代わりに、忘却曲線、間隔反復、検索練習、睡眠、虚偽記憶を確かめます。
このコースについて
ヘルマン・エビングハウスの被験者は本人1人だけでした。意味を持つ語を避けるため、子音・母音・子音からなる無意味な音節を作り、1列に13個並べました。誤りなく暗唱できるまで一定の速さで声に出して読み、全体の時間を測りました。20分、1日、6日、31日待って同じ列を覚え直し、再び時間を測りました。20分後には作業量を58.2%、31日後には21.1%節約できました。これが忘却曲線で、ここからコースは記憶の説明から改善へ進みます。
6つの単元は感覚記憶、作業記憶、長期記憶から始まります。1960年、ジョージ・スパーリングが12文字を一瞬見せると、人は約4文字しか答えられませんでしたが、消えた後の音によって約9文字は残っていると分かりました。間隔反復では、317の実験にある839件の間隔効果の検証をまとめた2006年のレビューを引用し、総学習時間が同じでも分けたほうが有効と説明します。検索練習ではローディガーとカーピックの2006年の研究を扱います。1週間後の再生率は、3回自己テストした群が61%、3回再読した群が40%でした。睡眠と記憶では、1924年のジェンキンズとダレンバックの研究を扱い、同僚2人は睡眠後のほうが忘れにくくなりました。最後は、事故映像について「ぶつかった」ではなく「激突した」と聞いた人が、撮影された自動車事故の速度を高く判断することを示します。このサイトの暗記カードが実験室になります。
はじめる前に
ここから直接始められます。どの考え方も、スパーリングの文字の格子やエビングハウスの無意味綴りのような名前のある研究を通して紹介されます。記憶が脳にどう保たれるかを知りたいなら、脳と神経が背景を教えてくれ、睡眠の単元もそれにつながります。
終わったら
終えると、感覚記憶、作業記憶、長期記憶を区別し、忘却曲線を読んでエビングハウスの節約率を計算し、間隔反復で復習の計画を立てられます。想起の研究で自分をテストするほうが読み直しに勝った理由、睡眠が記憶に何をするか、smashed という言葉が自動車事故について人があとで思い出す内容をどう変えたかを説明できます。
- 1感覚記憶、作業記憶、長期記憶1960年、ジョージ・スパーリングが12文字を一瞬見せると、答えられたのは約四文字でした。しかし消えた後の音の合図から、約九文字がまだ残っていたとわかりました。
- 2忘却曲線ヘルマン・エビングハウスは、13個の無意味音節からなる列を覚え、再学習にかかる時間を測りました。節約できた労力は20分後で58.2%、31日後で21.1%でした。
- 3間隔反復2006年のレビューでは、317件の実験から、学習の間隔を空ける効果を調べた839件の検証が見つかりました。同じ総学習時間でも、間を空けた複数回に分ける方が効果的です。
- 4検索練習文章を読んだ一週間後、三回自分でテストした学生は61%、三回読み返した学生は40%を思い出しました。
- 5睡眠と記憶1924年、コーネル大学の二人の研究者が、二人の同僚に無意味音節を覚えさせ、その後眠るか起きていてもらうと、睡眠後の忘却が少なくなりました。
- 6記憶の錯覚と虚偽記憶「ぶつかった」でなく「激突した」と聞いた人は、映像の衝突速度を高く見積もり、実際にはない割れたガラスを見たと答える人も二倍以上いました。
このコースの出典 (16)
- OpenStax Psychology 2e (openstax.org/books/psychology-2e)
- sections 8.1 How Memory Functions (Atkinson and Shiffrin 1968; Baddeley and Hitch 1974; Miller 1956; Cowan 2010; Peterson and Peterson 1959; Keppel and Underwood 1962; Tulving 1972)
- 8.2 Parts of the Brain Involved with Memory (H. M.)
- 8.3 Problems with Memory (Ebbinghaus 1885; Schacter 2001 seven sins; Loftus and Palmer 1974; proactive and retroactive interference)
- 8.4 Ways to Enhance Memory, 4.3 Stages of Sleep. Sperling (1960) Psychological Monographs 74(11) (sites.socsci.uci.edu/~whipl/staff/sperling/PDFs/Sperling_PsychMonogr_1960.pdf): 12 symbols, 76% partial report, about 9.1 letters, whole report slightly over four. Ebbinghaus (1885/1913) savings 58.2% at 20 min, 44.2% at 1 h, 35.8% at 8.8 h, 33.7% at 1 day, 27.8% at 2 days, 25.4% at 6 days, 21.1% at 31 days
- Murre and Dros (2015) PLoS ONE 10(7) e0120644 replication (one subject, 70 hours, rows of 13 syllables)
- Cepeda et al. (2006) Psychological Bulletin, PubMed 16719566 (839 assessments, 317 experiments, 184 articles)
- Cepeda et al. (2008) Psychological Science 19(11)
- PubMed 19076480 (more than 1,350 people, gap up to 3.5 months, test up to 1 year, optimal gap about 20 to 40% of a 1-week delay and 5 to 10% of a 1-year delay)
- Roediger and Karpicke (2006) Psychological Science 17(3) 249-255 (Experiment 2: 5-min test SSSS 83%, SSST 78%, STTT 71%; 1-week test STTT 61%, SSST 56%, SSSS 40%)
- Dunlosky et al. (2013) PSPI 14(1)
- PubMed 26173288. Jenkins and Dallenbach (1924) American Journal of Psychology 35, 605-612 (two colleagues, nonsense syllables, 1 to 8 hours)
- Sara (2017) J Neurosci review, PMC6596760 (Rasch and Born 2013, 1,358 references)
- Journal of Sleep Research (2021) 10.1111/jsr.13042 "Evidence against a large effect of sleep in protecting verbal memories from interference". Roediger and McDermott (1995) JEP:LMC 21 (false recall 40% with 12-word lists, 55% with 15-word lists)
- Card intervals in the hands-on parts come from this site's own flashcard code (boxes 0 to 5, 0, 1, 3, 7, 14, 30 days)
- Everyday scenes are made up for teaching. General information only, not medical advice.
確認日: 2026-10-17