折れ線グラフと時間的変化
韓国の合計特殊出生率は2015年の1.24から2023年の0.72まで毎年低下し、その後2024年に0.75、2025年に0.80へ上がりました。
同じ量を時間を追って繰り返し測ると時系列になり、折れ線グラフが自然な表し方になります。横軸の左から右へ時間を取り、縦軸に測定値を取り、点を順に結びます。OpenStaxの説明のとおり、表では見えにくい傾向も、点を描くとはっきり見えてきます。
合計特殊出生率
合計特殊出生率は、ある年の出生率が一生続くと仮定したとき、女性が15歳から49歳までに産む子どもの平均人数です。単位は女性一人当たりの子ども数です。この時系列を公表する韓国政府のe-Nara指標サイトでは、人口を維持する水準を2.10としています。韓国は1970年に4.53でしたが、1983年に2.06となり、その水準を下回りました。データ統計部による2015年から2025年の値は、1.24、1.17、1.05、0.98、0.92、0.84、0.81、0.78、0.72、0.75、0.80です。
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傾きから変化の速さを読む
折れ線の各区間の傾きは、値が変化する速さを示します。2016年から2017年には1.17から1.05へ、一年で0.12低下しました。この系列で最も急な区間です。2020年から2021年の低下はわずか0.03でした。2023年から2024年(+0.03)や2024年から2025年(+0.05)のような右上がりは増加を示します。2015年から2023年全体では0.52低下し、2015年の値の約41.9%に当たります。この読み方なら「2017年ごろの低下が最も速く、2020年以降は緩やかになった」と文章で説明できます。
点の間の線は何を意味するか
出生率は年に一度公表されます。2019年と2020年の間の直線は測定値ではなく、二つの測定値を結んで順序を追いやすくしたものです。滑らかに変わる量なら問題ありませんが、線から「2019年の半ば」の値を読み、実測値のように扱ってはいけません。米国の四地域のように時間順でないデータでは、線が分類間の道筋を暗示するため不適切です。
時間を等間隔に取る
横軸は、等間隔の正しい時間尺度にします。米国の国勢調査は十年ごとで、常住人口は1950年1億5130万人、1960年179.3、1970年203.2、1980年226.5、1990年248.7、2000年281.4、2010年308.7、2020年331.4です(各年4月1日現在)。1950年、2000年、2010年、2020年を等間隔に置くと、1950年から2000年の半世紀が十年間に見え、増加率を大きく誤解します。OpenStaxも、途中で年から月へ変えるなど、軸の尺度を変えることに注意を促しています。
一つのグラフに二本の線
出生数と出生率は単位が異なるため、一つの縦軸は共有できません。左右に別々の軸を付ける方法もありますが、尺度の選び方だけで線を交差させたり重ねたりできます。より安全なのは、基準年を指数100とする方法です。2015 = 100にすると、出生数は100、92.7、81.6と続き、2023年に52.5、2025年に58.0となります。出生率は100から2023年に58.1、2025年に64.5となります。これなら共通尺度で、出生数が出生率より少し速く減ったと分かります。
| 時系列 | 一つの量を時間順に測った値 |
| 線分の傾き | その区間で値が変化した速さ |
| 合計特殊出生率 | ある年の出生率で予想される、女性一人が15歳から49歳までに産む子ども数 |
| 人口置換水準 | 女性一人当たり約2.10人 |
| 等間隔の時間軸 | 同じ時間間隔を同じ距離で表します |
- 2016年(1.17)から2017年(1.05)の合計特殊出生率の変化量は?(低下は負の数)
- 2023年(0.72)から2025年(0.80)の変化量は?
- 2015年(1.24)から2023年(0.72)の出生率の変化率を、小数第1位まで求めてください。
- 2015年から2025年で、低下が最も急な一年間はどれですか?
- 2015年から2016年
- 2016年から2017年
- 2020年から2021年
- 2023年から2024年
- 合計特殊出生率の0.72は何を意味しますか?
- 女性の72%が子どもを産む
- その年の出生率なら女性一人が一生に産む子どもは0.72人と見込まれる
- 人口1,000人当たり72人の出生
- 出生数0.72千人
- e-Nara指標によると、韓国の出生率が初めて2.10を下回ったのは何年ですか?
- 1970
- 1983
- 2015
- 2023
- 米国人口は1950年の1億5130万人から2020年の3億3140万人へ増えました。何倍ですか?(小数第2位まで)
- 国勢調査の十年間の増加が最大だったのはいつですか?開始年を入力してください(1950年から1960年なら1950)。
- 1950年、2000年、2010年、2020年を等間隔に置くと、何が問題ですか?
- 問題はない
- 50年が10年に見え、増加が速く見えすぎる
- 値が変わる
- 円グラフになる
- 米国の四地域を線で結んでよいですか?
- はい、線は常に分かりやすい
- いいえ、地域には時間的な順序がない
- 四つの場合だけよい
- 色付きの場合だけよい
- 折れ線グラフは一つの量の時間的変化を示します。時間は等間隔で左から右へ進みます。
- 線分の傾きは変化の速さを示します。
- 年ごとの点を結ぶ線は、測定値同士をつないだもので、それ自体は測定値ではありません。
このコースの出典 (9)
- OpenStax, Introductory Statistics 2e by Barbara Illowsky and Susan Dean (, per the page notice on 2026-10-17): 2.2 histograms, frequency polygons and time series graphs, including the 100 soccer player heights, the books bought by 50 students, class width, convenient starting points, the square root guideline, relative frequency f/n (3 of 40 = 0.075) and the section "How NOT to Lie with Statistics" (Darrell Huff, pie charts, varying class widths, axes that do not start at zero) (openstax.org/books/introductory-statistics-2e/pages/2-2-histograms-frequency-polygons-and-time-series-graphs)
- Korean births and total fertility rate 2015 to 2025: Ministry of Data and Statistics (국가데이터처, formerly Statistics Korea)
- "2025년 출생 통계" press release, Table 1 (mods.go.kr/board.es?mid=a10301010000&bid=204&list_no=446625, figures for calendar years 2015 to 2025)
- TFR definition, 1970 value 4.53, 1983 value 2.06 and replacement level 2.10: e-나라지표 합계출산율 (index.go.kr/unify/idx-info.do?idxCd=5061)
- US resident population 1950 to 2020 and the four regions in 2010 and 2020: US Census Bureau, Historical Population Change Data (1910-2020)
- released April 26, 2021, counts as of April 1 of each census year (census.gov/data/tables/time-series/dec/popchange-data-text.html) and 2020 Census Apportionment Results press release (census.gov/newsroom/press-releases/2021/2020-census-apportionment-results.html)
- William Playfair, Commercial and Political Atlas (1786) and Statistical Breviary (1801): Encyclopedia.com "Statistical Graphics" (encyclopedia.com/social-sciences/encyclopedias-almanacs-transcripts-and-maps/statistical-graphics)
- J. Sachs, BRANCH (branchcollective.org)
- I. Spence, "William Playfair and the Psychology of Graphs" (2006).
確認日: 2026-10-17