「でない」「または」「かつ」
サイコロを四回振って少なくとも一回六が出る確率は、1 − (5/6)⁴ = 671/1296で、約0.518です。
1654年、同じに見えた二つのサイコロの賭け
サイコロ一個や二個なら、結果を一つずつ数えられます。しかしド・メレの最初の賭けだけでも6 × 6 × 6 × 6 = 1,296通りあり、二つ目はさらに多くなります。この規模の多くの問題は、「でない」の余事象、「または」の加法定理、「かつ」の乗法定理という三つの規則で扱えます。トランプでハートまたはキングを引く確率のような小さな問題にも使えます。
「少なくとも一回六」は「一度も六が出ない」以外のすべてです
事象Aの余事象をA′と書き、Aに含まれないすべての結果を集めます。AとA′は重ならず、合わせると標本空間全体になるので、P(A) + P(A′) = 1、したがってP(A′) = 1 − P(A)です。サイコロ一個ならP(六でない) = 1 − 1/6 = 5/6です。「少なくとも一回六」の余事象は「一度も六が出ない」で、後者は計算しやすいため、「少なくとも一回」には余事象が便利です。
偶数または四未満で、2は一回だけ数えます
「A OR B」に入るのは、AかB、または両方に入る結果です。P(A)とP(B)を足すと、共通部分を二回数えるので、一回分引きます。P(A OR B) = P(A) + P(B) − P(A AND B)です。OpenStaxのサイコロの例では、A = 偶数 = {2, 4, 6}、B = 四未満 = {1, 2, 3}です。共通するのは2だけなので、P(A OR B) = 3/6 + 3/6 − 1/6 = 5/6です。{1, 2, 3, 4, 6}を直接数えても同じです。同時に起こらない二つの事象は排反といい、P(A AND B) = 0なので、単純な和になります。
独立した試行では、5/6を四回掛けます
一方が起こっても他方の確率が変わらないとき、二つの事象は独立といいます。別々のサイコロやコインの試行が例です。独立ならP(A AND B) = P(A) × P(B)です。二回とも表は1/2 × 1/2 = 1/4です。四回とも六以外は5/6 × 5/6 × 5/6 × 5/6 = 625/1296です。したがって少なくとも一回六が出る確率は1 − 625/1296 = 671/1296で、約0.518と半分を少し超えます。これがド・メレの最初の賭けが有利な理由です。引いたカードを戻さない場合など独立でない事象では、乗法定理に条件付き確率が必要です。次の授業で扱います。
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| 余事象の公式 | P(A′) = 1 − P(A) |
| 加法定理 | P(A OR B) = P(A) + P(B) − P(A AND B) |
| 排反 | 同時には起こりません:P(A AND B) = 0 |
| 独立な事象 | P(A AND B) = P(A) × P(B) |
| 少なくとも一つ | 1 − P(一つもない) |
- サイコロ一個で、P(六でない)はいくつですか?
- P(雨) = 0.35です。P(雨が降らない)はいくつですか?
- サイコロ一個で、A = 偶数、B = 四未満です。P(A OR B)はいくつですか?
- 標準の52枚のトランプで、P(ハート OR キング)はいくつですか?
- サイコロを一回振るとき、排反な事象の組はどれですか?
- 偶数と3より大きい目
- 1の目と6の目
- 奇数と4未満の目
- 偶数と2の目
- 偏りのないコイン三枚で、P(少なくとも一枚が表)はいくつですか?
- 四回振って少なくとも一回六が出る確率を、小数第3位まで求めましょう。
- 二個を24回振って少なくとも一回六のぞろ目が出る確率を、小数第3位まで求めましょう。
- 独立な事象でP(A) = 0.3、P(B) = 0.5です。P(A AND B)はいくつですか?
- ド・メレが二つの賭けを同じとしたのは、なぜ誤りですか?
- サイコロに細工があったからです
- 「少なくとも一回」の確率は、試行回数に比例して増えないからです
- サイコロ二個には30通りの結果があるからです
- 賭け金が違ったからです
- 「サイコロ二個では、P(少なくとも一個が六) = 1/6 + 1/6 = 1/3です」 六のぞろ目(6, 6)を二回数えています。加法定理で一回引くと、1/6 + 1/6 − 1/36 = 11/36で約0.306です。余事象でも1 − (5/6)² = 1 − 25/36 = 11/36と同じになります。
- 「六回振れば六が必ず出ます。6 × 1/6 = 1です」 確率に試行回数を掛けるのは、ド・メレの誤りをさらに進めたものです。六回とも六が出ない確率は(5/6)⁶で約0.335なので、少なくとも一回出る確率は約0.665であり、1ではありません。
- 「排反な事象は独立です」 むしろ反対に近い関係です。サイコロ一個で「偶数」と「奇数」は同時に起こらず、P(両方) = 0ですが、P(偶数) × P(奇数) = 1/4です。一方が起きたとわかれば、他方は起きなかったと確定するので、強く従属しています。
- 「『少なくとも一回六』の余事象は『毎回六』です」 余事象は「一度も六が出ない」です。「毎回六」は「少なくとも一回六」に含まれる結果で、その外側ではありません。
- 「でない」:P(A′) = 1 − P(A)です。「少なくとも一つ」に使います。
- 「または」:P(A) + P(B) − P(A AND B)です。排反なら重なりはありません。
- 独立な事象の「かつ」は掛け算です。
- 4回で六が出る確率は約0.518、24回で六のぞろ目が出る確率は約0.491です。
このコースの出典 (9)
- Curriculum: 교육부 고시 제2022-33호 [별책 8] 수학과 교육과정 (ncic.re.kr/inv/org/download.do?year=2022&seq=10003559&orgType=ogi4, PDF read 2026-10-19: 초등학교 5~6학년군 [6수04-04]~[6수04-06] 가능성을 말과 0, 1/2, 1 같은 수로 나타내기; 중학교 1~3학년군 [9수04-03] 상대도수, [9수04-05] 경우의 수(두 경우의 수를 더하거나 곱하는 정도), [9수04-06] 확률(상대도수로서의 의미와 경우의 수의 비율로서의 의미, 각 경우의 가능성이 같다는 가정), 용어 상대도수·사건·확률; 공통수학1 [10공수1-03-01]~[10공수1-03-03] 합의 법칙·곱의 법칙·순열·조합, 기호 nCr; 확률과 통계 [12확통01-03] 이항정리, 용어 이항계수·파스칼의 삼각형; [12확통02-01]~[12확통02-06] 확률의 기본 성질·덧셈정리·여사건의 확률·조건부확률·독립과 종속·곱셈정리, 용어 시행·통계적 확률·수학적 확률·여사건·배반사건·조건부확률·종속·독립·독립시행과 기호 P(A), P(B|A); [12확통03-03] 이항분포, [12확통03-04] 정규분포와 이항분포의 관계, [12확통03-05]·[12확통03-06] 임의추출·표본평균과 모평균, 용어 큰 수의 법칙·이항분포·정규분포·모평균·표본평균과 기호 B(n, p), N(m, σ²), X̄)
- Textbook: OpenStax, Introductory Statistics 2e by Barbara Illowsky and Susan Dean, 3.1 terminology, equally likely outcomes, dime and nickel, law of large numbers, Belgian one euro coin 56% heads in 250 trials, conditional probability, Table 3.1 handedness of 100 people (openstax.org/books/introductory-statistics-2e/pages/3-1-terminology)
- 4.3 binomial distribution
- 7.1 central limit theorem for sample means, example mean 90, SD 15, n = 25, standard error 3 (.../pages/7-1-the-central-limit-theorem-for-sample-means-averages)
- Yut rules for the Korean example only: 국립민속박물관 한국민속대백과사전 「윷놀이」, 도·개·걸·윷·모 by how many of the four sticks land 뒤집어진 (folkency.nfm.go.kr/kr/topic/detail/1595, read 2026-10-19)
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- Galileo story: Sopra le scoperte dei dadi, sum 10 in 27 ways and 9 in 25 ways with three dice (English translation, University of York history of statistics, york.ac.uk/depts/maths/histstat/galileo.pdf)
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- Galton story: Francis Galton, Natural Inheritance of 1889, the quincunx (Wikipedia "Galton board")
確認日: 2026-10-17