足し算・引き算で解く
つり合っている天びんの両方の皿から5を取り去っても、つり合ったままです。このルール一つで、x + 5 = 12 が x = 7 になります。
天びんとしての方程式
左の皿にふたの閉じた箱と1の重り五つ、右の皿に1の重り十二個がのった天びんを思い浮かべてください。皿はつり合っているので、のっているものの重さは同じです。これが方程式 x + 5 = 12 で、x は箱の重さです。箱は開けられませんが、重りを取り除くことはできます。左の皿から重りを五つ取るなら、右の皿からも五つ取らなければ天びんは傾きます。そうすると左には箱だけ、右には重りが七つ残り、天びんはつり合ったままです。だから x = 7 です。
この天びんの図は、等式の性質(引き算)を表しています。ことばで言うと、二つの量が等しいとき、両方から同じ数を引いても結果は等しいままです。記号で書くと、a = b ならば a − c = b − c です。等式の性質(足し算)は逆向きに同じように働きます。a = b ならば a + c = b + c です。OpenStax はこの二つの性質を使って、x + a = b や x − a = b の形の一段階の方程式をすべて解きます。目標はいつも同じで、変数を一方の辺に単独で残すことです。
変数にされたことを元に戻す
どの性質を使うかは、変数に何がされているかを読み取り、その逆をすれば決まります。y + 37 = −13 では y に 37 が足されているので、両辺から 37 を引きます。y = −13 − 37 = −50 です。a − 28 = 64 では a から 28 が引かれているので、両辺に 28 を足します。a = 64 + 28 = 92 です。足し算と引き算は互いに元に戻し合うので、逆演算と呼ばれます。負の数も同じルールに従います。x + (−4) = 9 では、−4 は 4 を足すことで打ち消され、x = 13 になります。
変数は左辺になくてもかまいません。15 = n + 6 では両辺から 6 を引いて 9 = n となり、これは n = 9 と同じ内容です。等式はどちら向きにも成り立つので、変数を左に置きたければ最後に両辺を入れかえてもかまいません。先に辺を整理する必要があることもあります。x − 3 + 5 = 10 では −3 + 5 をまとめて +2 にすると、方程式は x + 2 = 10 となり、x = 8 です。それぞれの辺をできるだけ簡単にしてから、性質を一つ使って仕上げましょう。
答えはどれも、もとの方程式で確かめましょう。y + 37 = −13 に −50 を入れると −50 + 37 = −13 となり、一致します。確かめは数秒で終わり、いちばん多い間違い、引くべきところで足してしまうミスを見つけてくれます。下のグラフラボでは、左辺の x + 5 が青い直線、右辺の 12 がオレンジの直線です。二つは x = 7 の上で交わります。d を 20 に変えると、解が 15 に動くのがわかります。
ドラッグで回転、スクロールまたはピンチで拡大・縮小。
- x + 5 = 12 を解きましょう。x = ?
- y + 37 = −13 を解きましょう。y = ?
- a − 28 = 64 を解きましょう。a = ?
- 15 = n + 6 を解きましょう。n = ?
- x + (−4) = 9 を解きましょう。x = ?
- x − 3 + 5 = 10 を解きましょう。x = ?
- p + 9 = 4 を解きましょう。p = ?
- m − 11 = −20 を解きましょう。m = ?
- k − 19 = 40 を解くには、両辺に何をしますか?
- 19 を足す
- 19 を引く
- 40 を足す
- 40 を引く
- 「a = b ならば a + c = b + c」という性質はどれですか?
- 等式の性質(足し算)
- 等式の性質(引き算)
- 分配法則
- 交換法則
- a = b ならば、a + c = b + c、a − c = b − c です。
- 足し算は引き算で、引き算は足し算で元に戻します。
- まずそれぞれの辺を簡単にしてから、変数を単独にします。
- 答えはもとの方程式で確かめます。
このコースの出典 (5)
- OpenStax, Elementary Algebra 2e , chapter 2: 2.1 Solve Equations Using the Subtraction and Addition Properties of Equality (openstax.org/books/elementary-algebra-2e/pages/2-1-solve-equations-using-the-subtraction-and-addition-properties-of-equality)
- 2.2 Division and Multiplication Properties, 2.3 Variables and Constants on Both Sides, 2.4 Use a General Strategy to Solve Linear Equations (conditional equation, identity, contradiction: .../pages/2-4-use-a-general-strategy-to-solve-linear-equations)
- 2.5 Fractions or Decimals, 2.6 Solve a Formula for a Specific Variable
- 4.5 Fahrenheit and Celsius F = 9/5 C + 32 (.../pages/4-5-use-the-slope-intercept-form-of-an-equation-of-a-line)
- MacTutor, University of St Andrews: "Earliest Uses of Symbols of Relation" (Recorde, The Whetstone of Witte, 1557: mathshistory.st-andrews.ac.uk/Miller/mathsym/relation) and the al-Khwarizmi biography (Hisab al-jabr w'al-muqabala, al-jabr = completion: mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Al-Khwarizmi)
確認日: 2026-10-17