二段階の方程式
3x + 5 = 20 を解くには、先に + 5 を、次に × 3 を元に戻します。3x = 15、そして x = 5 です。
二つの操作を逆の順に戻す
たいていの方程式は、一回の操作では解けません。3x + 5 = 20 では、x に二つのことが起きています。3 がかけられ、それから 5 が足されました。x を取り出すには、靴下より先に靴を脱ぐように、逆の順で元に戻します。まず両辺から 5 を引くと 3x = 15 になります。次に両辺を 3 でわると x = 5 になります。もとの方程式で確かめましょう。3 × 5 + 5 = 20 で、右辺も 20 なので、答えは合っています。
なぜ足し算を先に戻すのでしょうか。いきなり全体を 3 でわることもできますが、そうすると x + 5/3 = 20/3 となり、正しくても式がややこしくなります。先に定数を取り除けば変数の項が一つだけ残り、わり算一回で終わります。ax + b = c の形の方程式なら、どれも同じ順で解けます。b を引いてから a でわります。記号で書けば答えは x = (c − b) ÷ a ですが、実際には公式を覚えるより二つの手順を行うほうが簡単です。
符号と文章題
負の数があっても順番は変わらず、計算が変わるだけです。−4y − 7 = 9 では、両辺に 7 を足して −4y = 16 とし、−4 でわって y = −4 です。確かめ:−4 × (−4) − 7 = 16 − 7 = 9。12 − 2x = 4 のように定数が先にあるときは、12 + (−2)x = 4 と読むとわかりやすくなります。12 を引いて −2x = −8 とし、−2 でわって x = 4 です。符号を数と一緒に書いておけば、手順を間違えません。
二段階の方程式は、決まった金額に単位あたりの量が加わる場面ならいつでも出てきます。作り話の例を見てみましょう。レンタル自転車は基本料金5ドルに1時間ごとに3ドルかかり、あなたは20ドル払いました。h を時間数とすると料金は 3h + 5 なので、3h + 5 = 20 で h = 5 時間です。決まった金額が最初に取り除く定数で、単位あたりの量が最後にわる係数です。計算の前に文章から方程式を立て、変数が何を表すかを自分のことばで言いましょう。
グラフラボでは、青い直線が y = 3x + 5、オレンジの直線が y = 20 です。b を動かすと、青い直線は傾きを変えずに上下に動きます。a を動かすと、点 (0, b) を中心に傾きが変わります。どちらの場合も、交点が二段階の方程式の解です。ラボの下には手順が書いてあるので、順番どおりに言う練習をしましょう。
ドラッグで回転、スクロールまたはピンチで拡大・縮小。
まず定数を戻します。両辺でそれを足すか引きます。次に係数を戻します。両辺をそれでわります。最後にもとの方程式で確かめます。
- 3x + 5 = 20 を解きましょう。x = ?
- −4y − 7 = 9 を解きましょう。y = ?
- 12 − 2x = 4 を解きましょう。x = ?
- 5n − 3 = 22 を解きましょう。n = ?
- 7k + 4 = −10 を解きましょう。k = ?
- 2w + 9 = 4 を解きましょう。w = ?
- −3p + 1 = −14 を解きましょう。p = ?
- レンタル自転車は5ドルに1時間ごとに3ドルかかります。あなたは20ドル払いました:3h + 5 = 20。何時間(h)借りましたか?
- 6x − 8 = 40 で、最初にすることは何ですか?
- 両辺に 8 を足す
- 両辺を 6 でわる
- 両辺から 8 を引く
- 両辺から 6 を引く
- 解が x = 2 になる方程式はどれですか?
- 4x + 1 = 9
- 4x + 1 = 8
- 2x + 4 = 2
- 3x − 2 = 2
- 操作は逆の順に戻します。定数が先、係数が後です。
- ax + b = c なら、b を引いてから a でわります。
- 符号はいつも数と一緒にしておきます。
- 文章題では、決まった金額が定数、単位あたりの量が係数です。
このコースの出典 (5)
- OpenStax, Elementary Algebra 2e , chapter 2: 2.1 Solve Equations Using the Subtraction and Addition Properties of Equality (openstax.org/books/elementary-algebra-2e/pages/2-1-solve-equations-using-the-subtraction-and-addition-properties-of-equality)
- 2.2 Division and Multiplication Properties, 2.3 Variables and Constants on Both Sides, 2.4 Use a General Strategy to Solve Linear Equations (conditional equation, identity, contradiction: .../pages/2-4-use-a-general-strategy-to-solve-linear-equations)
- 2.5 Fractions or Decimals, 2.6 Solve a Formula for a Specific Variable
- 4.5 Fahrenheit and Celsius F = 9/5 C + 32 (.../pages/4-5-use-the-slope-intercept-form-of-an-equation-of-a-line)
- MacTutor, University of St Andrews: "Earliest Uses of Symbols of Relation" (Recorde, The Whetstone of Witte, 1557: mathshistory.st-andrews.ac.uk/Miller/mathsym/relation) and the al-Khwarizmi biography (Hisab al-jabr w'al-muqabala, al-jabr = completion: mathshistory.st-andrews.ac.uk/Biographies/Al-Khwarizmi)
確認日: 2026-10-17